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ぽんぽんブログblog

園児の安定剤(おもちゃ)

ぽんぽん先生ブログ

ぽんぽんでは、子どものお気に入りの玩具等を、子ども同士での取り合いによる破損や紛失があることを承知してもらってとなりますが、家から持ってきてもOKにしている園が多いです。

先日、こんな出来事がありました。

園児が持ってきた玩具の1つである消防車が見当たらなくなり、お散歩コースを探しに行ったりの大捜索。結果・・・先生のバックから見つかりました。お散歩の時に無くならないようにと仕舞ってくれていたようです。

このエピソードを、担任が笑い話として保護者に伝えた時のやり取りです。上記の出来事を伝えられた保護者は「すみません」と。それに返した担任の言葉は「いいえ、私たちも助けられていますから」でした。

正直、私は、これを機に、玩具を持ってきてもいいのを止めませんか?と言い出す職員がでるかなーと思っていました。でも、この返しがとっさに出る価値観と経験を持つ先生がいる園は、この文化を無くさないでいてくれるでしょうね。

お気に入りを手離す心の動きとタイミングは、書籍、ネット上にもたくさん出てくると思います。

 では、なぜ当グループではこれをOKにしているのか。

新年度の4月は新しい教室に、新しい担任。私たち大人だって物事が変わるということに緊張やストレスを感じるはずです。それを想像することができず、きつい言葉で統制を図ることしかできないクラスと緊張をどう緩和していくのかに視点を置いているクラスでは、雰囲気とその後の子どもの心の成長は大きく変わると思います。

園児が安心して新年度の生活を送れることに重きを置いている先生だからこそ発せられる「いいえ、私たちも助けられていますから」

生活リズムに焦点を合わせすぎることのないよう、年度始めを過ごしていきたいです。

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