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後期を迎えるにあたり重要だと思うこと

ぽんぽん先生ブログ

【ブログから、子どもたちへの思い・考えを知っていただけたら嬉しいです♪】

萩原ぽんぽん保育園(御殿場市)が開園してから、半年が経ちました。新規開園の際は、様々な経験をしてきた職員が、様々なところから集まって来ます。そこで、重要となるのが、個々の互いに異なる価値観やルールをすり合わせていく行為。
この半年間、萩原の職員はもちろん、園の垣根を越えて、グループ全体でよく立ち上げてくれたと思います。

一般的な保育園より、集団より個、規律やルールより自由に少し重きを置くと、職員はこれまでに経験したことのない、園児の自由奔放さを目の当たりにします。部屋から出ていきますし、壁や椅子に落書き(芸術?)はするし、職員室の机にまでのぼります。
きっと、この光景にこれで良いのだろうかと頭を悩ました職員もいるのではないかと思います。これまで開園してきた他の4園でも、「だから言ったじゃん。それみたことか」と、この光景に我慢が出来ず右向け右を園児に強いる職員、価値観合わず退職していった職員はいます。

でも、この期間、子どもたちを信じ、それを見守り寄り添ってきた職員は、非常に高度で、かつ良き経験をしていると思います。

この時期になりますと、どこの園も来年度の入園に向け、園見学に来てくだる保護者が多くなります。「ママ友に、ぽんぽん保育園は見学だけでも行った方がいいよ。と言われたので来ました。」そんな言葉も頂けるのも、そうした日々の努力の賜物です。

ただ、保育の仕事はそう簡単に終わりませんね。この半年、職員だけでなく、子どもたちも著しい成長を遂げています。その子どもたちに、これまで通りの環境を用意しても、子どもたちは「つまらない」のです。後期を迎えるにあたり、いま一度、年度終わりに子どもたちが幸せな状態であるにはどんな環境を用意するべきかを考える必要があります。それは、去年と同じことをやれば良い訳でなく、今年度の前期の園児の姿をみて考える。そのため、当グループの園は、運動会がある年度もあれば、ない年度もある。発表会や作品展なども同じ。

考え続けること、これは決して楽ではありません。ただ、時代とともに変化している教育や保育の形に柔軟に対応していかなければ、井の中の蛙大海を知らず。いつの間にか、時代遅れの園になってしまいます。職員が、社会貢献出来ている実感を強く持てるように、後期も子どもたちのための園であるようにしていきます。

P.S.長崎ぽんぽん保育園は、台風15号の被災から1ヶ月が経ちました。浸かった木の伸縮の影響か、保育室の引き戸が重たくなったりと、時間の経過とともに新たな被害箇所が見えてきます。ただ、いま率直に思うことは、多くの方に助けていただき、その愛を受けたこと、私たちは失ったものより得たものの方が多かったように思います。
そう思えるのは、本当に皆さまのおかげです。復旧ボランティア始め、必要物資を届けてくださった方や「心配している」と気遣いの言葉を掛けくださった方々、本当に感謝しております。私たちは、受けたご恩を、子ども達の笑顔に変えていくよう、これからも邁進していきます。

今後もご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

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