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憧れ
給食ブログぽんぽんでは、〇歳になったらお箸!ではなく、自分のやりたい気持ちを大切に育んでいます。
現在のコロナ禍で食事のスタイルも変更をせざるを得ないのですが、こういう状況になるまではぽんぽん食堂(長崎)で異年齢児が一緒に給食を食べていたこともあり、周りのお兄さんお姉さんが上手にお箸を使っている姿を見て、「僕も(私も)お箸にする!」とチャレンジする姿が見られていました。
『真似してみたい』『やってみたい』『できそうな気がする』そんな気持ちが湧いてきたときが、成長に向けて一歩を踏み出す瞬間!憧れが背中を押してくれます。すぐ近くに真似したいモデルがいることも、大切なきっかけ。
思い描いていたように上手くは使えず、すぐに「スプーンちょうだい」と言う子もいれば、苦戦しているのでスプーンを渡そうとすると「お箸で食べるの!」と意地でも(笑)最後まで頑張ろうとする姿もあります。でも、この上手く使えない経験も、成長への大切な道筋。できない・・・どうしたらあんな風に使えるのかな?周りを見て、真似して、試行錯誤。そうするうちに、少しずつ形になっていくお箸の持ち方。
「そうそう、もう少し。いいぞいいぞ。」
その様子を、こんな気持ちで見守る日々。
幼児になれば、そんな日々があったことを忘れてしまいそうになるほど普通にお箸を使うようになり、時々よそ見をしたり、おしゃべりに夢中になってポロッ・・・なんてことも(笑)それだけ余裕が出たということでしょう(笑)その余裕で使いこなす姿が、また、小さな子たちの憧れのまなざしに繋がっていくのでしょうね。
コロナが落ち着き、このような大切な時間を子どもたちが過ごせるぽんぽん食堂(長崎)が、はやく再開できますように。
お箸は指先の力の調節や、動かし方、何より持ち方や指の位置も大きく関わっています。スプーンが上手に使えるようになったら、少しずつ親指と人差し指の間にスプーンの柄を置いて、下から中指で支え、鉛筆を握るような3本持ちに変えていくと、お箸に向けて少しずつ指先が慣れていくので、ご家庭でも参考にしてみてくださいね。