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ある日の午後
給食ブログ【給食員の目線】
食材の買い出しに行くために廊下に出ると、1歳児の女の子と園長先生(以下、由美子先生)にバッタリ。好奇心旺盛なこの子に、由美子先生がお誘いを受けているようです。
微笑ましく感じつつ、いつもの光景なのであまり気にも留めず、玄関から出ようとした時に振り返ると、自分の部屋に帰るのかと思ったら、向かいにある給食室のドアの取っ手に手をかける姿が見えました。何度か由美子先生の顔を見上げて安心したのか、扉を開けて中に入っていく姿が・・・ここまで見届けて、私たちは買い出しへ。
帰ってくると、心なしかニヤリとしているような由美子先生(笑)
給食室に入って目の前の光景に一瞬訳がわからず、きれいに片づけていたはずの食器がいくつも調理台の上に並んでいます。
あ!!由美子先生のニヤリの意味がわかりました。もうこちらも笑いがとまりません。おもしろい話が聞けそうで、すぐに職員室に向かいました。
【園長先生の目線】
どうやら私は外に連れ出してくれる人と思っているらしく、私を従えて給食室に入っていきました。何も言わずに付いていくと、給食さんの調理用の靴を見つけ、大きい方を自分が履き、小さい方を指さして調理室へ誘ってくれました。
大きい靴で歩き進め、夢の世界のような道具にニタニタしながら扉をあけると、そこにはお椀がいっぱいあって、それを自分の背より高い調理台に並べ始めました。並べても並べても次から次へと出てくるお椀に夢中になっているところに、担任も駆けつけ、その光景に心を奪われて夢中でシャッターを押していました。
給食さん、洗い物を増やしてごめんなさい。でも彼女にとっては『生きるって楽しい』時間でした。